レンケーズ
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2026年8月、"トクリュウ"と呼ばれる匿名・流動型犯罪グループによる強盗事件をめぐり、「侵入前の"下見"の一環として、標的となる家に盗聴器が仕掛けられているケースがある」と専門家が指摘する報道が相次ぎました。栃木県内で発生した事件の周辺でも、被害が発覚する数週間から数カ月前に、普段は見かけない人物や不審な車両が目撃されていたことが明らかになっています(出典:デイリー新潮)。
盗聴器というと「不倫調査」や「近隣トラブル」を連想する方が多いかもしれません。しかし2026年8月時点では、強盗という重大犯罪の準備段階の道具として使われている実態が浮かび上がってきています。
私は警察官時代、空き巣や強盗の事件現場に数えきれないほど足を運んできました。振り返って感じるのは、多くの事件が「ある日突然」起きたように見えて、実際には加害者側が時間をかけて標的の生活パターンを調べ尽くした上で決行しているという事実です。家族が何時に出かけ、何時に戻るか。現金や貴重品がどこにあるか。こうした情報を得る手段は、聞き込みや尾行だけではありません。今回報じられたように、リビングに盗聴器を仕掛けて会話を拾うという手口は、私が現場にいた頃にはあまり聞かなかった発想であり、犯罪の手口が着実に進化していることを痛感させられます。
警察は基本的に、事件が起きてから捜査に乗り出す組織です。"下見"の段階、つまりまだ実害が発生していない段階での異変に気づき、先回りして動くことは、制度上どうしても難しい面があります。不審な車両や人物の目撃情報があっても、それだけで警察がすぐに介入できる場面は限られているのが実情です。だからこそ、家庭やご近所の「なんとなくおかしい」という違和感を拾い上げ、実際に盗聴器の有無を確かめるという民間の役割に、大きな意味があると考えています。
盗聴器とは、室内の音声をマイクで拾い、無線や有線で離れた場所に送信することで、第三者が会話を聞き取れるようにする小型の機器のことです。市販の電化製品やコンセント、延長コード、置物などに偽装されていることも多く、見た目だけで判別するのは容易ではありません。
強盗事件の"下見"を目的に仕掛けられる場合、特に狙われやすいのはリビングルームです。家族や来客が集まり、生活リズムや貴重品の保管場所、来客予定といった情報が最も多く交わされる部屋だからです。専門家の調査でも、発見された盗聴器の設置場所はリビングに集中していたと指摘されています。
次のような変化に心当たりがある場合は、注意が必要です。
市販の盗聴器発見器で見つかるケースもありますが、常時電波を発信しない録音型や、遠隔操作で必要なときだけ通信する機器には対応できないこともあります。確実性を求める場合は、専用の調査機材を使った専門業者による調査が有効です。
もし、自分の家の周りで最近見慣れない車を何度も見かけたり、家族しか知らないはずのことを誰かに知られている気がしたら、あなたならどうするでしょうか。「気のせいかもしれない」と自分に言い聞かせて様子を見るか、それとも一度専門家に相談して確認してもらうか。判断に迷う段階こそ、一人で抱え込んで自己判断するより、早めに専門家へ相談したほうが、取れる選択肢は広がります。
A. 家族や来客の会話が最も多く交わされるリビングルームが特に多いとされています。次いで、電話機の周辺やコンセント周り、家電製品の内部なども狙われやすい場所です。
A. 調査範囲や使用機材、依頼する業者によって幅がありますが、簡易的な調査であれば数万円程度から依頼できる場合が多いです。正確な費用は、事前の見積もりで確認することをおすすめします。
A. 後日、警察へ相談する可能性がある場合は、むやみに外したり壊したりせず、まず写真を撮るなどして現状を記録しておくことをおすすめします。対応に迷う場合は、専門家に相談してから動くほうが安全です。
A. 具体的な被害や法令違反が確認できていない段階では、警察がすぐに動くことは難しいのが実情です。ただし、日時や特徴を記録しておくことは、後の相談や調査の際に役立ちます。
A. 依頼は可能です。ただし壁や配線への立ち入りが必要になる場合は、事前に管理会社や大家への確認が必要になることがあります。
今回の報道は、盗聴器が個人のプライバシー侵害にとどまらず、強盗という重大犯罪の入り口にもなり得ることを示しています。「うちは大丈夫」と思い込まず、少しでも違和感を覚えたら、状況を記録しつつ専門家に相談することをおすすめします。RenK'zでは、元警察官の視点から盗聴器・GPS調査や身辺の安全対策についてのご相談を承っています。不安を感じたときは、一人で抱え込まずお気軽にお問い合わせください。

千葉県警察官時代、捜査一課課長補佐、所轄刑事課長を歴任。在職中、ストーカー殺人事件に携わり被害者保護の重要性を強く感じ、ストーカー・DV被害者を一人でも多く救いたい想いから2018年に株式会社RenK’zを設立。被害者を守る身辺警護、各種調査、とりわけストーカーの手口である盗聴、盗撮、GPSの発見調査に重きを置いている。