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AirTagで居場所がバレる?紛失防止タグ悪用とストーカー規制法改正のポイント|元刑事が解説

2026.07.17
GPS

「バッグの中から見覚えのない小さな機器が出てきた」「車のどこかから知らない位置情報が発信されている気がする」——最近、こうした相談が増えています。背景にあるのが、AirTagのような紛失防止タグの悪用です。警察庁の統計では、紛失防止タグを悪用したとみられる位置情報関連の相談件数が、2022年の113件から2024年には370件へと3倍以上に急増しています。こうした被害の広がりを受け、2025年12月30日には改正ストーカー規制法が施行され、紛失防止タグを使って相手の同意なく位置情報を取得する行為も、新たに規制の対象に加わりました(出典:日本経済新聞「ストーカー規制、紛失防止タグも対象に」)。「自分には関係ない」と思っていても、贈り物やお下がりの持ち物の中にタグが仕込まれるケースは誰にでも起こり得ます。

何が変わったのか

これまでのストーカー規制法は、GPS発信機を使って相手の居場所を継続的に把握する行為を主に想定していました。しかし近年は、AirTagのような手のひらサイズの紛失防止タグを、相手の車やカバン、ぬいぐるみなどの贈り物にひそかに仕込み、スマートフォンのアプリで居場所を追う手口が目立つようになりました。法改正により、こうしたタグを使った無承諾の位置情報取得も、明確に規制対象として位置づけられています。

元刑事の現場感覚から言えること

現場でGPSやタグ絡みの相談を受けていて感じるのは、被害者本人が「なぜ相手が自分の居場所を知っているのか」が分からないまま、じわじわと不安を募らせているケースが大半だということです。機器は車の底やバンパーの裏、カバンの内ポケット、ぬいぐるみの中など、日常的に見えない場所に仕込まれます。だからこそ「気のせいかもしれない」で済ませず、定期的にチェックする習慣が大切になります。

紛失防止タグがこれほど悪用されやすくなった背景には、数千円程度で購入でき、家電量販店やネット通販で簡単に手に入るという手軽さがあります。以前のGPS発信機のように、専門的な知識や配線作業がなくても、誰でもワンタッチで取り付けられてしまう点が、被害の広がりを後押ししています。また、元交際相手や配偶者など、親しい関係にあった相手ほど、持ち物や生活パターンを知っているため仕込みやすく、DV・ストーカーの延長線上でこうした行為が起きるケースも少なくありません。

自分でできるチェックと、やってはいけないこと

iPhoneには「探す」アプリに「近くのアイテムを検出」機能があり、Androidにも同様の「不明なトラッカーの警告」機能があります。月に一度でも構わないので、この機能を確認する習慣をつけると安心材料になります。車であれば、ボンネット裏やバンパー周り、シート下を目視で点検するのも有効です。ただし、見慣れない小型機器や配線を見つけても、その場で勝手に取り外すのはおすすめしません。取り外してしまうと、誰がいつ取り付けたのかを後で立証する材料が失われてしまうためです。まずは写真を撮り、現状を保ったまま警察や専門の調査業者に相談するのが望ましい対応です。

もし自分の車やカバンから、身に覚えのない小さな機器が見つかったら、あなたならどう動くでしょうか。「大げさにしたくない」「気のせいかもしれない」と一人で抱え込んでしまう方は少なくありませんが、判断を誤ると証拠を失ったり、対応が後手に回って被害が深刻化したりすることがあります。まずは事実を確認し、一人で結論を出さずに周囲や専門家に相談してみる、それだけでも取れる選択肢は大きく変わってきます。

まとめ

紛失防止タグの悪用は、法改正で規制が強化された今も、被害者自身が気づきにくいという構造は変わっていません。不安な気持ちのまま自己判断で動くよりも、早い段階で専門家に相談したほうが、確実に選択肢は広がります。当社は元警察官・元刑事が中心となり、GPS・盗聴器調査からストーカー対策まで一貫して対応しています。「気のせいかもしれない」という段階でも構いませんので、お気軽にご相談ください。

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